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最低限気をつけるべき食品添加物3選

今回は、「 最低限、気をつけるべき食品添加物3選 」ということで、管理栄養士の立場からお伝えします。

「何か不調がある方が、特に気をつけるべき3つの食品添加物」についてわかるようになっています。

最低限気をつけるべき、食品添加物3選

結論から言うと、今回お話する食品添加物は、「タール系色素」、「人工甘味料」、そして「亜硝酸塩」というものになります。

これらに関しての解説をしていきます。


今回お話する食品添加物は、よく食品の裏とかにある食品表示というものに書かれています。

私は、その食品表示に関わるようになって20年以上になるんですが、中級食品表示診断士という資格を持っていて、食品会社さん向けに輸出入食品も含めた食品表示のコンサルや、食品表示内容の作成を代行していたりもします。


私は原因不明の不調だらけだった頃があるんですが、食品添加物に気をつけるようにして、それが不調改善にかなり役立ちました。

食品添加物が気になる人は多いと思いますが、何に気をつけたらいいのかわからないという声をよく聞きます。

なので今回は、特に「不調がある人に最低限これだけは気をつけていただきたい、食品添加物3選」ということでお伝えしたいと思います。

 

内容

1️⃣ 食品表示ラベルで添加物を見分ける

2️⃣ タール系色素

3️⃣ 人工甘味料

4️⃣ 亜硝酸塩

1️⃣ 食品表示ラベルで食品添加物を見分ける

食品表示ラベルの中の添加物の見方


まずはじめに、食品表示ラベルに添加物がどういうふうに書かれているかを説明します。

書かれている順番としては、原材料を重量順に、その後に添加物を重量順に表示すること」と決まっているので、添加物も、その食品に入っている重量の多い順に書かれています。

その添加物の書き方として4つのパターンがあるんですが、そのうちよく見かけるのは2つです。

 

① 基本的には「原材料と添加物の欄をそれぞれ設ける」ことになっている
たくさんではないですが、この書き方がされている食品もよく見かけます。

 


② スラッシュで区切ってある
一番よく見られるのは、特例として認められている、このスラッシュを使った表示です。
スラッシュの前は原材料、スラッシュのあとは添加物ということになっています。

 



 



③と④は、ほとんど見かけませんが、こういう表示も認められているので、見かけることがあるかもしれません。


最初にお伝えした①の書き方だと添加物がはっきりわかりますが、スラッシュで区切られている②の書き方がされている食品が一番多いです。
なので、こういう食品ラベルを見たら、スラッシュの後が添加物だと覚えておいてください。

 

2️⃣ タール系色素

それでは、特に「不調がある人に最低限これだけは気をつけていただきたい、食品添加物」の1つ目、タール系色素についてお伝えします。

タール系色素は、食品表示で見ると、番号のついた着色料です。赤色○号、青色○号、黄色○号などと書かれています。

添加されている主な食品:

主に、色が鮮やかな食品に使用されていることが多く、菓子パン、チョコレート、ゼリー、ガムなどのお菓子、たくあん、紅ショウガなどの漬物、その他幅広い食品


発がん性や、さまざまな病気への影響が指摘されていて、頭痛を誘発する可能性もあると言われています。
タール系色素の多くはDNAと反応してDNAを損傷する恐れもあります。
DNAの損傷によって免疫系を損傷し、老化を早め、癌になるリスクが高まってしまうと言われています。

それと、日本で認められているタール色素は現在12種類になっていますが、その中で、海外では禁止されていたり、自主規制の対象となっていたりするものもあるそうです。

例えば、イギリスの食品基準庁(FSA)は、2008年に、赤色40号と赤色102号、黄色4号、黄色5号を含む6種類のタール色素が、注意欠陥障害の原因になる恐れがあるとの理由で、食品メーカー等に自主規制を促しています。

アメリカやカナダでは、赤色2号と赤色102号、赤色106号は、がんやアレルギーを引き起こす可能性があるとして、使用が禁止されています。

他にも、赤色3号については、甲状腺に異常を引き起こす可能性があるという理由で、ドイツでも使用が禁止されているようです。

日本では使用を認められているんですが、海外では違う見解を示している国があるので、タール色素は安全とはいえない可能性も考えられます。

(表示例)

3️⃣ 人工甘味料

2つ目は、人工甘味料です。
人工甘味料は、食品表示では、甘味料(……)と書いてあります。

人工甘味料は、腸内細菌のバランスを崩して、がんなどさまざまな病気との関連性が高いと言われていたり、頭痛を誘発する可能性もあると言われています。

腸内細菌の件で言うと、人工甘味料をマウスに与える実験で、腸内細菌に影響を与えているいることが示されたっていう報告があるんです。
人工甘味料が入った食品を食べ続けると、人間の腸内でも何らかの影響が発生すると考えられます。
(Suez J、 Korem T、 Zeevi D、 et al (2014) 「Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota」 Nature 514、 pp.181-186)


砂糖の方がまだマシだと言われるほど、危険性が指摘されています。
子どものお菓子など、多くの食品に含まれているので注意してください。

人工甘味料は使用する糖分を減らせることから、カロリーオフや糖質ゼロをうたうものに多く用いられています。
糖質がゼロだから安心だと摂取し続けていると、腸内細菌のバランスが悪くなってしまいますので、気を付けましょう。

添加されている主な食品:

<添加物名:スクラロース>
カロリーオフの飲料(缶コーヒー、乳酸菌飲料)や食品、漬け物、コンビニの菓子パン、グミ、キャンデー、のど飴など

<添加物名:アスパルテーム、L−フェニルアラニン化合物>
カロリーオフの飲料(糖質ゼロの清涼飲料)や食品、ガム、プリン、ゼリー、ミントタブレットなど

<添加物名:アセスルファムK>
パン、クッキー、清涼飲料水など

(表示例)

 

4️⃣ 亜硝酸塩(HNO2)

3つ目は、亜硝酸塩というものです。

亜硝酸塩の仲間の中に、亜硝酸Naというものがあって、その亜硝酸Naは、よくハム・ソーセージに発色・防腐剤としての目的で入っています。

イクラ、タラコ、明太子などの魚卵を加工する際に色落ちを防ぐためにも使用されます。
発色剤(亜硝酸Na)や、発色剤(亜硝酸ナトリウム)というように書かれています。

 

添加されている主な食品:

ハム・ソーセージ、魚肉製品、イクラ、タラコ、明太子など


脳血管が拡張し、ズキズキとした頭痛が起こるといわれています。

亜硝酸塩はタンパク質成分とも相互作用して、タバコの煙に含まれる強力な種類の発がん物質、N-ニトロソ化合物を生成するというリスクもあります。
だ液や胃液によって、この反応が起こりやすいといわれています。

 

ハム・ソーセージについての補足

亜硝酸ナトリウムは、ハム・ソーセージによく使われているということで先ほどお伝えしました。
色をきれいに保つ発色剤としての目的と、ボツリヌス菌という食中毒菌の殺菌の目的もあって使われていますが、最近では亜硝酸塩が入っていない製品もあります。

それは、「無塩せき」と書かれている商品なんですが、無塩せきというのは、亜硝酸塩を添加していないもののことです。
ハムソーセージを無添加にするために「無塩せき」と書かれている商品が増えてきています。

海外のメーカーと比較すると、国産のハムやソーセージよりも海外の方が亜硝酸塩の量が多いようなので、海外で作られたものは、特に注意してください。

(表示例)



まとめ

今回は、最低限これだけは気をつけていただきたい食品添加物3選ということでお伝えしました。
1つ目はタール系色素
2つ目は人工甘味料
3つ目は亜硝酸塩、硝酸塩ということでした。

 

不調がある人、敏感な人は特に注意を

それと、お伝えしておきたいんですが、添加物に対して敏感な人と、そうでない人がいます。
普通の人では大丈夫だとされている量であっても、影響を受けてしまう人がいるということです。
これを聞いているあなたも、もしかしたら、そうかもしれません。

添加物の影響を受けやすい人は、少ない量の添加物でも、何かの症状が出てしまったりします。

それとも、少ない量の添加物ではそこまで影響がでないといった、添加物に敏感でない方であったとしても、添加物を摂りすぎていたり、それが蓄積していたりして、ゆくゆくは健康に影響が出てくる場合もあります。

なので、どちらにしても、添加物をなるべく避けることをおススメしますが、特に不調のある人は注意していただければと思います。

 

 

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ABOUT ME
川端真由美
管理栄養士&生まれつきヒーラー・サイキック(15歳から病気・不調改善ヒーリング)/Udemy講師。最高評価コース多数/ 小学5年生から食品添加物、予防医学、環境問題などに興味を持つ。大学では食品栄養科学部で学び、管理栄養士資格を取得。 病院栄養士、弁当惣菜会社の開発・品質管理、病院・福祉施設向け調理コンサルを経て2016年に独立/ 長年蓄積したヒーリング・予防医学・栄養学・食品知識と自身の経験をもとに、食事と生活習慣・ヒーリングで自分を整えるセルフヒーリングを教えている。